【新卒】荻巣 健志さん(東松山マーチャンダイジングセンター 生産本部 製造技術)
大学で生命科学・遺伝子について学んだ後、2005年に入社。
食品製造技術ひとすじで、全国各地の拠点を経験し、製造のスペシャリストを目指す。
ライン長の経験を積んだ後、2016年より製造技術職に就き、現在に至る。
Q. すかいらーくに入社したきっかけは?
学生時代に、飲食業・サービス業のアルバイトを経験するうちに、「“食”に関わり、“人”とコミュニケーションできる仕事に就きたい」という想いが膨らむようになりました。
自分の力で成長していける環境と、人好きな社員が多いことから、すかいらーくを選んだのです。
全国の拠点への転勤も、多くの経験を積むことができそうで、魅力を感じていました。
Q. 入社後のキャリアについて教えてください
入社後すぐに、神戸・北九州・西宮と各拠点を経験した後、仙台マーチャンダイジングセンターに異動。
製造ラインアシスタントから始め、2年目にライン長に昇格。着実に技術を身に付けていきました。
2011年から東松山マーチャンダイジングセンター(埼玉県)の配属となり、2016年に現在の製造技術職に就きました。
Q. 具体的な仕事内容は何ですか?
生産本部では入社後に、製造アシスタントとして様々なラインを経験し、その後ライン長になります。
【ライン長時代の仕事】
ライン長は店舗でいうマネジャー(店長)で、ラインのあらゆる事項をコントロールすることが仕事です。
●目標数値を達成させるための、労働時間と材料費のコントロール。
●クルーのマネジメントや教育といった、人のコントロール。
●そして、製造商品自体の品質コントール。
これらは、ラインの全てを知り尽くしていないと成り立ちませんし、重要な判断を迫られる場面もしばしばあります。
【製造技術の仕事】
製造技術の仕事は、品質に特化したポジションで、いわば「品質」の番人です。
●ライン設計:新メニュー導入時などに、ものづくりの仕組みを考え、実験し、稼動させるまでを担当します。
●品質の維持向上:品質保証カード(レシピのようなもの)どおりに製造されているかをチェックします。実際に味見も行います。
●改善活動:効率アップ・コストダウンを目標に、よりよい製造環境をつくる仕事です。
すかいらーくグループは豊富なメニューのうえに改訂頻度が多く、ライン設計の業務が多く発生することが特徴です。
商品開発担当と導入担当から受け取った工程設計をもとに、ラインを設計。全く新しいものをゼロから構築する場合もあります。
Q. 仕事のやりがいは何ですか?
製造の仕事は、ライン長になると個人に与えられる裁量が大きく、自分次第であらゆることを思い通りに進めることができます。
裏を返せば、責任の全てが自分にのしかかってくることを意味します。
担当部署が良くなるのも、悪くなるのも、自分自身のスキルや意識次第。
アシスタント時代の経験や、習得したスキルが役立っていると感じています。
そして、常に新しいことにチャレンジし、時代とともに変化できる社風も魅力のひとつ。
失敗してもそれを次の糧とし、挑戦し続けられる環境があります。
Q. 今後の目標を教えてください
私たちが取り扱うのは、お客様が口にする食べ物であるため、絶対に気の緩みは許されません。
厳しい基準をクリアし、安全で美味しい商品を提供するため、いかに菌を抑制するか。
原料の状態により左右される部分を、もっと安定化させたい。そのため、製造技術に磨きをかけていきたいと考えています。
また、年齢・経験がさまざまな多くの人たちと円滑に仕事を進めるためには、コミュニケーション能力は必須。
同じ作業でも、伝え方ひとつで結果が変わってきますので、工夫し続けたいと思います。
向上心が無くなった時点で、成長は止まってしまいますからね。
※所属部署、役職およびインタビュー内容は取材時(2017年2月)のものです。